働く未来デザイン

50代になって気づく「この会社ではもう上がれない」という構造

50代になって気づく「この会社ではもう上がれない」という構造

2026年01月28日 17:04

こんにちは。

リサーチラーニングラボ代表の細井友和です。

本日は、【50代になって気づく「この会社ではもう上がれない」という構造】と題して論じてみたいと思います。


50代に差しかかった頃、多くの会社員がふと立ち止まります。

「このまま、この会社で定年まで働くのだろうか」

「これ以上、役職は上がらないのではないか」

そんな思いが、ある日突然、現実味を帯びて胸に迫ってきます。


20代、30代の頃は、目の前の仕事に必死で、昇進や評価は“努力すればついてくるもの”だと信じて疑いません。しかし50代になると、個人の努力ではどうにもならない“構造”が、静かに、しかしはっきりと見えてきます。


昇進が止まる瞬間は、実はもっと前に決まっている

多くの人は、50代になって初めて「もう上がれない」と感じます。しかし実際には、その結論は10年、あるいは20年前に、すでに決まっていることが少なくありません。

企業の中には、表向きは「実力主義」「成果主義」を掲げながら、裏では暗黙の“選抜ライン”が存在します。

30代後半から40代前半にかけて、管理職候補、経営幹部候補、専門職としての中核人材など、将来のポジションが静かに振り分けられていくのです。

50代で昇進が止まるのは、その時点で評価が下がったからではなく、すでに「これ以上は任せない」という枠に、過去の時点で収まってしまっているからだ、というケースが多いのです。


ポストの数は、能力の数ではなく“椅子の数”で決まる

会社の中で上に行けるかどうかは、能力だけで決まるわけではありません。

もっとシンプルに言えば、「椅子があるかどうか」です。

部長の椅子が5つしかなければ、どれだけ優秀な課長が10人いても、5人しか座れません。そして、その椅子は頻繁には空きません。上の世代が定年まで居座る場合、下の世代は“詰まり”を起こします。


50代になると、この構造が肌感覚として分かってきます。

「頑張っても、上に空きがない」

「組織図を見れば、あと何年待ってもポストが回ってこない」

そんな現実が、数字と名前の並んだ紙の上で、冷静に突きつけられるのです。


評価制度が“減点方式”に変わる年代

若い頃の評価は、加点方式で行われがちです。

「新しいことに挑戦した」「成果を出した」「成長している」

これらが評価につながります。

しかし、50代に近づくにつれて、評価の基準は静かに変わります。

「大きな失敗をしていないか」

「組織の和を乱していないか」

「後進の邪魔をしていないか」

つまり、“プラスを積む評価”から、“マイナスを出さない評価”へと移行していくのです。この段階に入ると、いくら成果を出しても、評価が大きく跳ね上がることは少なくなります。

結果として、本人は頑張っているつもりでも、組織から見れば「現状維持の人材」という扱いになりやすくなります。


「便利な人」で終わるキャリアの落とし穴

50代で昇進が止まる人の多くは、実は“仕事ができる人”です。

現場をよく知り、トラブル対応もでき、上司からも部下からも頼りにされる。いわゆる「便利な人材」です。

しかし、この“便利さ”が、逆にキャリアの天井を作ってしまうことがあります。

組織にとって、その人は「今のポジションにいてほしい存在」になってしまうのです。動かすと現場が回らなくなる。だから、上には上げない。

本人は評価されているつもりでも、実際には“固定化”されている。

この構造に気づくのが、ちょうど50代という年代なのです。


会社の論理と、個人の人生のズレ

会社は、組織としての合理性で動きます。

年齢構成、ポストのバランス、人件費、後継者育成。これらを考えたとき、全員を上に上げることは、構造的に不可能です。

一方で、個人には個人の人生があります。

「まだ働ける」

「まだ成長したい」

「まだ評価されたい」

そう思うのは、自然な感情です。

50代で感じる違和感の正体は、この“会社の論理”と“個人の時間軸”が、はっきりとズレ始めることにあります。


気づいたときに、選択肢は残っているか

「もう上がれない」と気づいたとき、選択肢が残っている人と、残っていない人がいます。

社内外に人脈がある人。

専門性を社外でも通用する形で磨いてきた人。

情報発信や副業など、会社の外に小さな居場所を作ってきた人。

こうした人たちは、会社の構造に縛られすぎず、自分の次のステージを描くことができます。一方で、会社の中だけで評価されることにキャリアのすべてを預けてきた人ほど、選択肢が急に狭まります。


50代は「諦めの年代」ではなく、「構造を理解する年代」

50代で「もう上がれない」と気づくことは、決して敗北ではありません。

むしろ、自分が置かれている“構造”を、ようやく冷静に見られる年代に入った、とも言えます。

構造が見えれば、対策を考えることができます。

会社の中で、どういう役割なら価値を出せるのか。

会社の外に、どんなフィールドを持てるのか。

定年後を含めて、自分の時間をどう設計するのか。


終わりに:上がれない会社でも、下りない人生を

会社の中での“上”には、限りがあります。

しかし、人生そのものには、必ずしも天井はありません。

50代で気づく「この会社ではもう上がれない」という現実は、視点を変えれば、「会社の外にも、自分のステージを作れる」というサインでもあります。

組織の構造に人生を預けきるのか。

それとも、構造を理解した上で、自分の選択肢を広げていくのか。

その分かれ道に立つのが、まさにこの年代なのかもしれません。


本日はこの辺で。

次回もご期待下さい。


追伸:


本記事の内容をPDFファイル講座として作成しました。


【PDF講座】

50代になって気づく

「この会社ではもう上がれない」という構造

――キャリアの天井を“仕組み”から読み解き、次の選択肢を設計する実践講座

「まだ働けるのに、なぜ評価も役割も広がらないのか」

「頑張ってきたはずなのに、気づけば“便利な人”で止まっている」

50代に差しかかった多くのビジネスパーソンが直面する、この違和感。

それは個人の能力や努力の問題ではなく、会社の中にある“見えない構造”によって生まれている可能性があります。


本PDF講座では、

* 昇進が止まる本当のタイミングはいつ決まるのか

* ポストが「能力」ではなく「椅子の数」で決まる理由

* 50代から評価制度が“減点方式”に変わる仕組み

* 「仕事ができる人」ほどハマりやすいキャリア固定化の罠

* 会社の論理と個人の人生がズレる瞬間の正体

といったテーマを、組織構造の視点から体系的に解説します。

単なる精神論や転職ノウハウではなく、

「なぜ、そうなるのか」

「だから、どう動けばいいのか」

を“構造レベル”で理解できる内容になっています。


この講座で得られること

* 自分のキャリアが今、どの“構造の中”にいるのかが分かる

* 社内での立ち位置を冷静に見直す視点が持てる

* 会社の外に選択肢を作るための考え方が整理できる

* 定年後を含めた“自分の時間設計”のヒントが得られる


こんな方におすすめ

* 50代前後で、昇進や評価の頭打ちを感じている方

* 管理職・専門職として、今後の役割に不安を感じている方

* 定年後の働き方・収入・居場所を考え始めている方

* 組織の仕組みを理解した上で、自分のキャリアを再設計したい方


講座概要

* 形式:PDFファイル(約55ページ)

* 価格:2,200円(税込)

* スマホ・タブレット・PC対応

* いつでも繰り返し閲覧可能


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実際の構成・文章の雰囲気を確認したい方は、以下のサンプル版をご覧ください。

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※決済完了後、ご連絡先のメールアドレス宛てに納品いたします。


最後に

会社の中での“上”には限界があります。

しかし、人生そのもののステージに、天井はありません。

この講座が、

「この会社ではもう上がれない」

という気づきを、

「ここから、どう広げるか」

という問いに変えるきっかけになれば幸いです。


リサーチラーニングラボでは以下の業務も行っております。

<eラーニング事業>

・課題解決型eラーニング講座制作および販売

 →URLはこちら:https://labo-manabi.hp.peraichi.com/

<アンケート調査・集計代行>

・感性分析メゾットを用いたアンケート調査および集計代行

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